いま、若い世代のアイコンとなりつつある「美容男子」。
美容の手段として、メンズメイクをする理由は人それぞれですが、
「きれいな肌になりたい」「人から良く見られたい」
というのが主な理由ではないでしょうか。
10代から30代は、メイクの延長上に「自己表現」や「おしゃれ」があります。
中性的に見られたい男性に至っては、アイメイクやリップメイクを駆使する上級者もいるようです。
それに対し、40代のメンズメイクは「身だしなみ」です。
きれいな肌は「清潔」「誠実」というポジティブな印象を与えてくれます。
できる人ほど、スーツや靴同様に、容姿にも気を使うものです。
次に、近年では異常な暑さに加え、紫外線増加が顕著であるのはご存知かと思います。
もはやただ日焼け止めを塗っているだけでは、十分に肌をケアしきれなくなっている時代と言えるでしょう。
ベースメイクは、今ある肌のコンプレックスを隠してくれる他、日焼け止め成分が入っているものがほとんどですので、プラスアルファのUVケアとしても効果的です。
「バレない、ソツない、やりすぎない」
40代のメンズメイクの基本は「最低限のベースメイク」と考えますので、気後れする必要はありません。
まずはこの夏から、ご一緒にはじめてみませんか?
CONTENTS目次
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まずは日焼けをクールオフ
肌を冷やす
日焼け止めをしっかり塗っていたつもりでも、汗で流れてしまっていた…
近所だからと日焼け止めを塗らずに出かけたら、うっかり日焼けをしてしまった…
肌のシミ・しわ・弾力性の低下といった「肌の老化」の80%は紫外線の影響と言われています。加齢による老化に加えると、メンズミドルの日焼けは、百害あって一理なしです。
それでも「うっかり日焼け」をしてしまったら、その後のケアはしっかりと行いましょう。
日焼け後の肌はいわゆる「やけど」の状態です。そのため通常のやけどと同様にすぐに冷ます必要があります。
- 濡れたタオルを当てる
- 保冷剤や氷を当てる
しっかりと保湿
日焼け後の肌は紫外線によって角質層がダメージを受け、バリア機能が低下しています。そのため表面の水分を補い、保湿をすることで肌を保護する必要があります。
- 化粧水…肌(角層)に潤いを与えて、きめを整える
- 乳液…油分を補って潤いを閉じ込め、乾燥などの外部刺激を防ぐ
シート状マスク(いわゆるパック)も非常に効果的です。
この1枚に化粧水・乳液・クリーム・美容液・アイマスクの機能が備わっているので、貼るだけで簡単にリッチなスキンケアが完了します。日焼け後だけでなく、定期的に使用したいところですね。
水分やビタミンを補給
日焼け後は全身の水分が失われている状態ですので、水やスポーツドリンクを飲んだりと、身体の内側から水分補給をしてあげることが大切です。
また、肌の修復のために必要な栄養素も普段より多く消費されますので、シミ予防のためのビタミンC、血行促進のためのビタミンEを意識して摂取するようにしましょう。
ベースメイク:隠す
ミドルエイジともなると、肌の悩みやコンプレックス、たくさんありますよね。
肌の赤み・青ヒゲ・目元のクマ・シミ・シワ…etc.
それらのお悩みを複合的に隠してくれるのが「BBクリーム」と「コンシーラー」です。
どちらもファンデーションや下地処理といった工程を省けるため、コスメ初心者の方でも簡単に始められます。
※日焼け後の痛みや赤みが強い場合、使用はなるべく控えるようにしてください。
BBクリーム
BBクリームとは
BBクリームとは、肌の赤みやくすみなどを隠すアイテムのことを言います。
化粧下地やファンデーション、美容液、日焼け止め、コンシーラーまでが一つになっているため、1本で何役もこなしてくれます。
肌全体に伸ばすことで色ムラを整え、ナチュラルにカバーしてくれることが特徴です。
BBとはBlemish Balm(ブレミッシュ バーム)の略で、気になる部分(Blemish)に塗るクリーム(Balm)という意味です。
使用方法
まず使用前に、洗顔で汚れを落としてから、保湿で肌に潤いを与えましょう。
クリームが肌にフィットし、メイク崩れやヨレを防ぐことができます。
- 指先に少量ずつとる
- 眉間・両頬・鼻先・顎上にのせ、顔の中心から外側に向かって塗る
- 指のはらで均一に伸ばす
- 特にカバーしたい部分には少量ずつ重ねづけする
厳選!メンズBBクリーム3選
コンシーラー
コンシーラーとは
コンシーラーは「部分ファンデーション」とも言われ、目元のクマ・シミ・シワや、小鼻周りの赤み・毛穴など、肌の悩みがある部分をピンポイントで隠すためのアイテムです。
顔を明るく、清潔感のある印象にしてくれます。
またカバー力が高く、くすみやシワを防ぐ効果が高いのが特徴です。
コンシーラーの種類
- リキッドタイプ
- クリームタイプ
- パレットタイプ
- スティックタイプ
- パウダータイプ etc.
とにかく種類が多いので、女性でもその選択に手を焼くこともあるそうです。
男性は女性と違い、皮脂が多くベタつきがちなので、リキッド・クリームタイプのどちらかのメンズコンシーラーを選ぶのがベターと言えるでしょう。
リキッドタイプは青ヒゲやくすみ、クリームタイプは毛穴やシミをカバーしてくれます。
使用方法
まず使用前に、洗顔で汚れを落としてから、保湿で肌に潤いを与えましょう。
クリームが肌にフィットし、メイク崩れやヨレを防ぐことができます。
- 手の甲に適量をとり、指でなじませる。
- 少量を気になる部分にオン。
- カバー力が足りないようなら、さらに少量を重ねる。
- ブラシやスポンジ等を使い、素肌となじませる。
基本的に、BBクリームの使用方法と差異はありません。
どちらも「オンして(まわりを)ぼかす」ことがいちばんのコツです。
両アイテムの相違点と注意点
相違点
BBクリーム | コンシーラー | |
隠すもの | 毛穴・赤み・くすみ | ニキビ跡・青ヒゲ・クマ |
---|---|---|
隠す範囲 | 肌全体 | ピンポイント |
カバー力 | ナチュラル | 強め |
上記の通り、BBクリームとコンシーラーはカバーする範囲や役割が微妙に異なりますので、それぞれの特性を活かし、併用することも可能です。
その際、塗る順番はBBクリーム → コンシーラーの順番でオンしてくださいね。
注意点
BBクリーム、コンシーラーを選ぶ上で、大事な要素になってくるのはズバリ「素肌トーンとの調和」です。
例えば元々色白な方が、顔だけ茶色に近い肌色のカラーをオンしていたら、全体的に顔色とのアンバランス感がモロに出てしまいますよね。
コスメ選びの際は、試供品を腕や手の甲に適量を取り、顔色とマッチするかどうかで判断してください。
ベースメイク:整える・仕上げる
以下に挙げる2点は、ベースメイクをより充実させるためのアイテムです。
プライマー
プライマーとは、ベースメイクをより美しく仕上げるための化粧下地の一つです。素肌の上に薄い膜を作ることで毛穴の凹凸を整えます。
テカリが気になる場合、クリームの前に塗ってください。
また毛穴が気になる場合には、単体での使用もOKです。
<!--一旦保留
フェイスパウダー
フェイスパウダーは、BBクリームやコンシーラー等を塗った後の仕上がりをナチュラルにしてくれるアイテムです。テカリ防止のほか、気になるシミや毛穴もカバーしてくれます。
基本的には、クリームやコンシーラーをオンした箇所に、適量を付属のバフに取り軽く叩くだけですので、簡単に使うことができます。
日焼け防止効果があるパウダーもありますが、アイテムによりけりですので、あまり効果の程は期待しない方が良さそうです。
それよりもコスパ・使用感(サラサラ度)などで、是非ご自身の肌にマッチする最適なパウダーを見つけてみてください。
<!--一旦保留
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クレンジング
BBクリームをはじめとするコスメ用品は、通常の洗顔フォームで完全に落とすことは難しいので、クレンジングでリセットするようにしてください。
クレンジングとは
クレンジングとは、油性メイクを落とすためのアイテムです。
コスメ用品はメイク崩れを防ぐために油性成分が多く含まれます。少しの汗をかいただけでメイクが浮き上がってきては、意味がありませんからね。
クレンジングの種類
種類 | 特徴 |
オイル | 洗浄力が高いが、必要な油分も落としてしまうので、乾燥肌の人には向かない |
---|---|
リキッド | 洗浄力は高いが、界面活性剤も多めなので、敏感肌の人には向かない |
ミルク | 肌へのダメージが少ないが、洗浄力はやや弱め |
シート | 拭き取るだけなので便利だが、肌へのダメージが大きい |
それぞれ、一長一短です。
当日のメイクによって使い分けるのが最良ですが、全ての種類を常備しておくことは現実的ではありません。
ご自身の肌と相談して、選んでみてください。
ここで誤解をしないでいただきたいのは、クレンジングをすれば洗顔を省いてもいいわけではありません。あくまでクレンジングは「油分」を、洗顔は「水分」を落とすため、と役割が異なります。
順番としては、クレンジング → 洗顔の順で行ってください。
もちろん、リセット後の保湿ケアもお忘れなく!