「カニ、食べ行こう」
と誘ってみたものの、「爪が臭くなるからヤダ」だって。
即答だったな。
彼女とは、そのあとすぐに別れたけどさ。
彼女の爪か、カニの爪か。
…今でも忘れられない、あのパフューム。
それが筆者の、ネイルにまつわる…エトセトラ(遠い目)
ー終ー
なーんちゃって(笑)
ちょっとノスタルジックでセンチメンタルな気持ちになってしまいました。
では気をとり直して「自分の爪の話」モードに。
前回の記事では、自分の爪がいかに不健康な状態であるのかを思い知らされたところでした(泣)
関連記事 >> 【ネイルケアをはじめる前に】爪先が送る「詰み」へのメッセージ
「清く、短く、均等に」
そんな爪を目指し「セルフでできるネイルケアに挑戦してみる!」
それが、今回のテーマです。
張り切って、行こう!
CONTENTS目次
セルフでできるネイルケア
ネイルケアに必要な道具
- 爪やすり(ネイルファイル)
- ネイルバッファー
- 甘皮プッシャー
- キューティクルニッパー
- ネイルオイル、ネイル用美容液
- ハンドクリーム
切る・整える
爪を切る
爪のカーブに沿り、丸みまたは四角を意識して切ってください。その際一度に広範囲を切ろうとせずに、少しずつ切るようにしましょう。
風呂上がりなど、爪がやわらかくなっている時は、爪切りを避けてください。
入浴直後は爪がたっぷり水分を吸っている状態なので、つい切りすぎてしまい、深爪を引き起こしやすいからです。
爪を整える
爪切りの裏側にあるヤスリ、または「ネイルファイル」を使います。
ネイルファイルは、爪の形を整えたり、長さを短くしたりするアイテムです。
爪に対して45度の角度であて、一定の方向に動かして削っていきます。
ヤスリを往復させると爪の層がずれてしまうため、一定方向に動かすことが重要です。
※爪が長くなりすぎてしまった場合以外は、なるべくネイルファイルで爪を整えることをおすすめします。爪切りは爪への負担が大きいとされ、爪の断面がザラザラになったり、二枚爪(爪の先端が薄く剥がれる状態)にも繋がりやすくなります。
ネイルにまつわるエトセトラ
◾️ 夜に爪を切ると、親の死に目に会えない?
そんな迷信(?)を、子供の頃に聞いたことがある!という方も多いのではないでしょうか。
遡ること江戸時代のお話。
当時の日本人の80%が農民、という時代でした。
農民たちは年貢を納めるために、一生懸命農作業をしていたので、日中に爪を切る暇がなく、どうしても夜に爪を切らざるを得ない状況でした。
また、今のような精度の良い爪切りは存在していなかったため、大きなハサミで爪を切っていました。しかしどんなに細心の注意を払っていても、薄暗い夜でしたので、どうしても深爪になってしまいます。
そのため、農作業中に深爪から毒がまわったり、細菌で指が腐ったりすることが流行してしまい、これは当時の社会問題になっていたそうです。
そこで寺のお坊さんたちは「夜に爪を切ってはだめだよ」と、農民たちに再三警告しましたが、なかなか改善に至らなかったため、「夜に爪を切ると、親の死に目に会えない」というオカルティな理屈を考え、世に広めたとされています。
磨く・保湿する
爪を磨く
「ネイルバッファー」を使用します。
これは、爪の表面を磨いてザラつきを取り除くためのアイテムです。
例えば、栄養不足などが原因でできる「縦じわ」が発生しているならば、是非使ってみてください。
表面を削り、磨くことでどんどんツルツルになっていく。これがなんとも気持ちよく、クセになります。
筆者ははじめて使った時、その仕上がりに軽く感動を覚えたほどです(笑)
ですがネイルバッファーを使いすぎると、爪が薄くなるため、やりすぎには注意が必要です。また物理的に爪の表面をキレイにしたとしても、栄養不足やストレスといった問題点は、また別の話になりますので、抜本的な改善策を練る必要があります。
甘皮(あまかわ)を処理する
甘皮プッシャー
甘皮とは、爪の根元部分にある薄い皮膚のことを指します。プッシャーで甘皮を押し上げることで、爪が長く見えます。ただし、甘皮を押し上げすぎると爪の根元が傷ついてしまうため、やりすぎには注意が必要です。
キューティクルニッパー
これは、甘皮をカットするためのアイテムです。甘皮を処理することで、爪の乾燥やささくれを予防します。使い方は、ニッパーの刃先を少しだけ開き、ちょっとずつ処理するのがポイントです。
爪を保湿する
仕上げや爪の保湿には「ネイルオイル」や「ネイル用美容液」を使用します。
ネイルケアが終わったあとに爪の根元に塗り込むだけで、爪の乾燥やささくれを予防することができます。
ネイルオイルには、スポイトタイプやペンシルタイプなどさまざまな種類がありますので、選択が難しいアイテムと言えるでしょう。
尚、100円ショップでも販売していますので、初心者の方はまずそれから試し、徐々にご自身にマッチしたアイテムを見つけていくのもアリですね。
爪を保護する
「ハンドクリーム」を使用します。
このアイテムに関しては、もはや説明は不要ですね。
40代男性といえば…無色・無香料で、サラサラタイプのハンドクリームを選びがちではないでしょうか。
ただ単に手荒れや乾燥を防ぐためならそれでもいいかな、とは思いますが、せっかくネイルをキレイにケアしているのですから、ハンドクリームは少し遊んでみませんか?
鼻を突き刺すような、刺激臭のあるクリームはNGですが、少しくらい甘い香りのするクリームなら、全然OKだと思います。パートナーの方と、ハンドクリームを共用するのもいいかもしれないですね。
ただ、注意点をあげるとするならば…
「昔好きだった女の子のハンドクリーム」を、調べて使うのはヤメましょう☆
ノスタルジーに浸りたいのは、非常に理解できます。
忘れられませんよね、あのパフューム…
しかし一度でも、それを口に出してしまえば…
同僚や友人、またパートナーに至るまで、あらぬ誤解の元となりかねませんので「あのハンドクリーム」の使用は極力控えるようにしましょう。
塗る
トップコートを塗る
無色透明なコート剤には、以下の種類があります。
- ベースコート…爪への密着性を高める成分や、マニキュアの定着を高める成分が多めに配合
- トップコート…硬い膜を作り、傷つきを予防する成分が多めに配合
ここでは、トップコートのみを使用します。
艶ありタイプ・艶なし(マット)タイプがありますので、お好みで選んでみてください。
トップコートの役割
- 凹凸がなくなり、ツルツル、ツヤツヤになる
- 厚みが出て健康的な見た目になる
- 爪が補強できる
- 乾燥を予防し、爪割れを防げる
マニキュアを塗る
健康的にみせるため、薄いピンクを塗ってみようか…
ロック風に、黒ネイルにしてみようか…
人生イロイロ、男もイロイロ。
ネイルカラーに寛容な職場であるならば、イロイロ挑戦するのもいいと思います。
ですが、派手なネイルは「トータルコーディネート」が必要不可欠です。爪だけ悪目立ちしてしまうのは、やはり敬遠されてしまうのが現実です。
ですので、無色透明なトップコートまでで、十分です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
難しいことは、何もありません。
ほんの少し爪に手間をかけてあげるだけで、清潔で真摯な印象が手に入ります。
あとはキレイを維持するために、ネイルケアを習慣化させることが重要です。
そう遠くない未来、会社の給湯室からこんな声が聞こえてくることでしょう。
「近頃ミドル達は、いい感じ」
ってね。
…それでは、さようなら。
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